暴太郎戦隊ドンブラザーズが最高だった話

アマゾンプライム

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

という戦隊もの作品を見ましたが

最高でした。

 

その魅力について

語ろうと思います。

 

※以下ネタバレを含みますので

注意して読んで下さい。

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズとは

東映制作の特撮番組スーパー戦隊シリーズ

第46作品目のタイトルで全50話です。

基本の主人公たちは

ドンモモタロウ サルブラザー 

イヌブラザー キジブラザー

オニシスター 桃谷ジロウ

で構成され、

 

人間の欲望から生まれるモンスター

「ヒトツ鬼」とヒトツ鬼を人間ごと消去しよう

とする謎の組織「脳人」と戦い

人々を守ることが物語の最初の

基本の筋になります。

 

桃太郎を題材とした

戦隊ヒーローものですが

5人戦隊の中に本来敵側である

鬼が含まれています。

 

これは敵も味方も区別なく

戦うことで善悪の境界が曖昧なことや

そういった概念を飛び越えて

いるといった表現なのでしょう。

 

キジブラザーはよく、ヒトツ鬼に

なってしまいますよね笑

 

また、終盤には「おでん」の話

が良く登場しますが

この意味はおそらく

それぞれが独立していても一つの

容器の中でそれぞれが良い味を

出しているといった意味なのでは

ないでしょうか。

 

それぞれのキャラはとても色濃くそして

それぞれ演じている役者さんの

魅力も相まって凄いキャラ立ちの

相乗効果が出ていると思います。

 

それぞれのキャラがワイワイ

楽しんで暴れている様は

これは観ていて本当に楽しめる

部分ですね。

 

初めは敵対していた脳人たちも

しだいに物語がが進むにつれ、

協力関係が生まれてきます。

 

ソノザとオニシスターが

編集部と漫画家のように

それぞれが持ちつ持たれつの不思議な

関係性が構築されていく点も

興味深いですね。

 

そしてイヌブラザーの彼女のナツミと

キジブラザーの奥さんであるミホが

どうやら同一人物であるといった

ことが分かっていきます。

 

ドンブラはこういった不思議な関係性を

強調している点が面白く、謎解きの

ような要素もあり、最後まで興味が

尽きません。

 

ドンモモタロウが物語の最後の方で

どんどん記憶が無くなっていくのは

認知症の症状を表しているのではないで

しょうか。

 

つまり人の一生を表していて

生まれてから老いていくまでの様子を

ドンモモタロウという人物を通して

表現しているのではないかと。

またドンブラでは

福祉的ヒーロー像を体現していると

思われます。

基本のヒーローものは

悪の根源をやっつけること、排除することで

正常を保とうとします。

 

しかし福祉的ヒーローの場合

心が暴走して社会から飛び出た存在を

再び社会の中で生きられるように手助け

するように戦っていきます。

 

ヒーロー側であるキジブラザーも

何度もヒトツ鬼になっている事や

桃谷ジロウが二面性を持っていることは

重要な意味があるように思えます。

 

ヒーローも時には悪に落ちるが

戻ることもできる、完璧に自分の悪の

部分を消すことはできず、

上手く付き合っていくことが

重要であるということ。

オープニングとエンディング

ともノリが良く

何度聴いてもテンションが

上がります♪

 

この記事を読んで

お前とも縁が出来たな!

(※劇中のセリフです♪)